アーカイブ: 11月 2013

人は何故 食べ過ぎてしまうのか??

今回は、ダイエット問題、肥満問題の最大の原因だと考えているものについてです。

「よし!ダイエット頑張ろう!!」とダイエットをスタートした時に、食事量をいつもより減らすことを実践される方が多いことでしょう。

でも、何日かは実践できるが、

「やっぱりどうしても食べ過ぎてしまう(涙)」

「自分の精神力が弱いからなのだろうか?」

という結果に終わってしまう人も多いのが現状です。

では、なぜ食べ過ぎてしまうのか?

・食欲が過剰だから?

・意思が弱いから?

・ストレスのせい?

色々と原因はあるだろうと思いますが、 最大の原因は・・・

「食べ物が美味しすぎるから!」です。

冗談のように感じる人も少なくないと思いますが、これが最大の原因であるのは間違いないだろうと思っています。

これまで動物は何億年ものあいだ、食べることで栄養を摂取してきましたが、すべて自然界に自然に存在するものしか食べてきませんでした。

それが、ここ数十年で、化学調味料・食品添加物といったものが使われることが多くなり、 極端に食べ物が美味しくなってしまったのです。

そうなると、たとえ満腹感を十分に感じていても、食品の刺激が強くて圧倒的においしいので、満腹感による「食べるのはやめろ」という信号など、簡単にかき消されてしまい、食べ続けてしまうのです。

もはや満腹であったかどうかもわからなくなり、胃が完全に満タンになる限界ポイントまで食べ続けて、ようやくお腹がいっぱいと感じて、食べ終わるのです。

自然界のものというものは、それほど極端に美味しいわけではないのです。

活きのいい高級な食材を調理してもらっても、美味しいけれど極端に美味しいわけではなく、高級な味、気品のある味という感じなのです。

化学調味料の刺激に慣れてしまっていると、刺激が足りないと感じてしまうかもしれません。自然の味というのは、もともとそういうものなのです。

本来ならば、満腹感を感じたら、それ以上食べ続けるのは苦痛になってしまうのです。

ところが、化学の力によって、脳は過剰に興奮させられて、どんどん食べ進めてしまうのです。

これを自分の意思が弱いからだと自分を責めて、自己嫌悪におちいってしまうと、どんどん悪循環にはまっていってしまいます。

「自分が悪いわけではない。」「極端に脳を刺激するものを食べているから、食べ過ぎてしまっているだけ」なのです。

ということで、続きは次回!

超激マズのポップコーン

アメリカのある映画館で、こんな実験が行われました。

お客様に、ポップコーンとソフトドリンクの無料サービスを行います。

実はそのポップコーン、 激マズなのです。

5日前に作られた、 異様に湿気た状態のポップコーン、、、

あるお客は、「発泡スチロールみたいだった!」と答え、、

また別のお客は、 無料でもらったことを忘れて「返金しろ!」と要求したほどだったそう。

すっごくマズかったのがよくわかります(^_^;

で、これは何の実験だったのかといいますと、、、

ポップコーンは、2種類、用意されたのです。

2つとも、容器にあふれんばかりのポップコーンが張っていたのですが、

1つは、食べきれない大量のポップコーン(Lサイズ)

もう1つは、食べきれない?少量のポップコーン(Mサイズ)

その結果、、、

Lサイズを渡された人たちのほうが、Mサイズの人たちよりも、 53%も多く食べていたのです。

なんと、1.5倍の違いです!

美味しくてどんどん食べたわけではありません。むしろ激マズです(^_^;

食べきろうとがんばったわけでもありません。2つとも、みんな残していたそうです。

この実験は、アメリカのどの州でやっても、 結果は同じだったそうです。

つまりこれはどういうことかと いいますと、、、

大きな容器を与えられた人ほど、 食べる量が増えたということです!

ということは、、、

はい、これはそのままダイエットに使えますね。

食べる量を抑えたいなら、お茶碗を、お皿を、小さくすればいいだけです。

う〜ん、むちゃくちゃ簡単です。 思い立ったらスグにできちゃいますね!

それともう一つ、このポップコーンの話には、‘気付き’があります。

これは、食べる量をコントロールするには、 意志の力は必要なかった、ということです。

人は、与えられた環境に左右される、ということです!

だから、ダイエットをやるためには、「ダイエットをやるぞ!」という意志ではなく、いかにして、ダイエットを「やれる」「やってしまう」環境をつくれるか、が大切です。

あなたは、ダイエットを「やれる」環境にいますか?