本日も、自律神経整体による臨床報告です!
32歳(女性)
【主訴】
① 頸部後面の痛み
② 左肩甲骨の上角付近の痛み
③ 左前腕の外側の痛み(特に肘に近い部分)
④ 左手の手のひら、第3・4指の痺れ
【調整前の検査】
・左肩が下がり、頭が右に傾いている
・頸部の筋緊張(特に左)と圧痛
・左肩甲骨上角~内縁にかけての筋緊張と圧痛
・左肩甲骨外縁の筋緊張
・首を後ろに反らすと頸部後面(左)、左肩甲骨上角~内縁、左前腕~手のひら・指先への痛みと痺れが増大
・左肩関節の外転で可動域制限
【自律神経整体での検査&調整】
『主訴①~④は原因が同じ?』
→同じ
『交通事故との関連は?』
→ある
『主訴①~④の原因は?』
→筋・腱・靭帯
『問題のある筋・腱・靭帯はどこ?』
→筋(頸板状筋・伸びている)・腱(腱板:肩甲下筋)・靭帯(頸部:棘間靭帯)
『メジャーは?』
→筋(頸板状筋・伸びている)
『その奥に潜んでいるものはある?』
→グルカゴン(分泌減少)
ここで反応が出なくなったので調整
※調整後は腱(腱板:肩甲下筋)・靭帯(頸部:棘間靭帯)の反応も消失
調整後は、調整前の検査で問題があった場所は全てクリアになり、痛みや痺れも消失していました。
【考察】
交通事故の衝撃によって、筋・腱・靭帯へ負荷がかかり症状を引き起こしていたのが確認できました。しかし、9ヶ月もの間、症状が変化しなかったのはなぜ?その原因が膵臓で分泌されるグルカゴンというホルモン。グルカゴンは血糖値を上昇させる働きが有名ですが、グリコーゲンの合成を抑制するという働きもあります。そして、筋グリコーゲンが減ると筋収縮力は低下してしまいます。その為、伸ばされた筋肉が収縮力を取り戻すことができずに、長期間症状が変化しなかったと考えられます。
※自律神経整体は医療ではありません。
※検査結果は、あくまで筋力検査での反応です。
※まずは医師にご相談ください。
※自律神経整体は身体のバランスを整えるものです。